計画を立てる、ということ(2)



その計画、本当の「計画」ですか?

計画書や説明には現れない計画が、稀に存在するのです。

はじめに

計画を立てる、ということ(1)では、計画を具体的にして、説明する事について述べました。

(2)では正しい計画なのか、ということについて考察したいと思います。

計画とは何か

Wikipediaによると

計画(けいかく、英語: plan)とは、何らかの目標、目的を達成するために将来どのように行動するのかを決めたもののこと。

となっています。

「計画」とは、ある目標を達成するために「こうしよう」という物を決めたものです。

隠れた計画

計画については、会話していると、必ずと言っていいほど、「隠れた計画」が存在します。

「隠れた計画」とは、表面上は、「この計画でやります」と言っているにもかかわらず、「この計画を達成するために、実はこういう作戦をやろうと思っている。」や「この計画だと、ここで問題が発生するから、こうしようと思っている。」のようなものが出てきます。
つまり、計画には現れていない予定が存在します。これが「隠れた計画」です。

説明のために、隠れていない計画を、「見えている計画」と呼ぶ事にします。

隠れた計画をそのままにして、見えている計画を実行するとどうなるか、もちろん、計画通りにはすすまず、結局、隠れた計画を実行し目標を達成する、という結果になります。
そして、後から、「実はこうやろうと思っていたんです。」と説明するハメになってしまいます。

隠れた計画の恐怖

隠れた計画が存在するとどうなるか。

見えている計画を実行し、さらに隠れた計画を実行します。
そうすると、見えている計画とズレた状態になります。
隠れた計画があるので、なんとなくきちんと進められているような気になります。
もともと見えている計画からずれているので、隠れた計画どおりなのか、隠れた計画からもずれている状態なのかが、分からなくなります。
つまり、本当に達成可能な状態なのか実はもうダメなのかが判断できなくなります。

本当の計画

本当の計画を作成しましょう。
計画には現れていない予定を明確にし、計画に含めます。

隠れた計画が存在しない状態にしましょう。

ここまでできて初めて、計画を実行できるようになります。
計画からはずれてもすぐに判断できます。再度計画を練り直すだけです。

気分もスッキリして目標に向かって進むだけになります。

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