LAMY2000 4色ボールペンのレビュー



スリムでシンプルな4色ボールペン、「LAMY2000 4色ボールペン」のレビューです。

筆者は、数年前から手帳用に愛用していて、現在2代目です。

2012/12/23 少し追記しました。

良いところ

まずは良いところから

デザイン

シンプルで飽きの来ないデザインです。

これは、好みが分かれるでしょう。

LAMY2000と言う名前は、このデザインが2000年まで通用するという意味だそうです。
たしかに、1966年に設計されたというこのデザインは、今見ても古臭くなく、実にシンプルで飽きの来ないものとなっています。

ただ、値段のわりにデザインがシンプルすぎると思う人も多いようです。
LAMYのロゴも、ドイツ製を示すGERMANYの刻印も非常に目立たない箇所にあります。(なんと、クリップの側面と裏側!)
そこまでデザインにこだわっているというのは、感心させられるものがあります。

また、よく言われるのが継ぎ目です。継ぎ目は本当にほとんど見えません。
だからどうした、と思うかもしれませんが、本体に継ぎ目がある、つまり、不要な段差があったりすると、文字を書く時に気になるものです。

段差があるのと無いのでは、筆記具の性能としては大きな差だと思います。

クリップにはちゃんとバネが入っていて、端をつまむとクリップ側が持ち上がるようになっています。

細さ

スリムですので、手帳のペンホルダーにしっかり入ります。
ペンホルダーにきちっと入る4色ボールペンは、なかなかありません。

軽さ

見た目よりもかなり軽いです。
この軽さが、筆者が他の4色ボールペンを選択しない理由です。
ペン先のメタル部分で重量配分を調整しているらしく、非常に持ちやすく書きやすいです。

使われている素材ですが、「木」といいたいところですが、実は、『樹脂素材』らしいです。
(限定モデルでは、本当に木のものもあるようです。)
樹脂素材にヘアライン加工されており、見た目、木のような質感になっています。
ペンの先の部分の素材はステンレスでやはりヘアライン加工されていて、デザイン上のアクセントになると共に、ペンを持ったときの「重量バランス」をとっています。

筆者はペンが軽すぎると書きにくいのですが、ペン先のステンレス部分の重量のおかげで非常に書きやすいです。流線型のデザインも非常に手になじみます。
そして、この『バランスがよく』しかも『軽い』というのは、大きなアドバンテージです。長時間、筆記しても疲れにくいです。
ほとんどの高級4色ボールペンが、ある程度の重さを持っている中、このLAMY2000は異例の軽さだと思います。

書き味

純正インクだからか、0.7mmのペン先だからか分かりませんが、滑らかです。

少し粘性のあるインクなのでしょう。
インクがダマになる事もほとんどなく、非常に快適です。
ただ、油性ボールペン独特の書き出し時のかすれはあります。

ちなみに、筆者は、別のペンを購入した際、このペンを試し書きしました。
家に帰ってから、このLAMY2000 4色ボールペンの書き味を思い出して、翌日に買いにいったという経験があります。

全体としては、本体の重量配分が良いからか書き心地は非常に良いと感じます。

良くないところ

インク芯のノック機構の品質に若干のばらつきがあるようです。
購入するときは、必ず、店頭で4色分のペン先の出し入れを確かめましょう。

その他

筆者は、このペンを非常に気に入っていて、今使っている物で、すでに2代目です。
これが壊れたとき、同じ物を選ぶか?と、聞かれると「選ぶ」と即答できます。
それくらい、気に入っています。

ボールペンにしては少々高額ですが、ぜひお店で試し書きをしてみてください。
意外と気に入るかも知れませんよ。

LAMY2000 4色ボールペンはAmazonで購入できます。
LAMY2000 4色ボールペンは楽天で購入できます。

2012年11月27日 初版
2012年12月23日 過去に書いた記事から追記

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