結構前に買ったのですが、ようやく実力を確認できたので、レビューします。
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これは何?
双眼鏡です。
双眼鏡は本来遠くのものを見るものですが、この製品は近くのものでも見ることができる、というのが特徴です。
(※双眼鏡は通常はレンズの幅が決まっているので、近くはピントが合ったとしても、両目でみることができないのです。)
近くのもの、例えば昆虫や花など身近なものを拡大して見ることができます。
カメラとは違い両目で見るので、立体的に見えてとても面白いです。
実際使ってみて
非常に良いです。
美術館、博物館で大活躍です。
博物館では小さな展示物を少し離れたところから見る必要がありますが、これがあると間近で見ているように見えます。
細かなところまで観察できて、一つの展示物を見る時間が倍以上になってしまいました。
大きな展示物(例えば仏像)でも、顔が遠くにあるのでよく見えなかったりしますが、これを使えば、非常によく見えます。
また、人が多く後ろからしか見られない場合でも後ろから大きく見られるので重宝します。
ちなみに、近くのものだけでなく、遠くもピントをあわせることができます。
購入に至った経緯
筆者は超望遠ができるデジカメを持っています。
ですので、遠くのものを見る、という目的にはそのデジカメを使えば良いのです。
しかし、博物館や美術館、お寺の本堂の中などはカメラ撮影が禁止され、カメラで望遠して見ることができません。
そこで、双眼鏡を!という事になったのですが、調べたところ、このような製品に出会うことができました。
このPapilio IIは、6.5倍と8.5倍の二種類があるのですが、倍率が上がると手ブレする、というのと、視野が狭くなる、という点で扱いやすそうな6.5倍を購入しました。
単眼鏡ではなく双眼鏡
この手の製品としては、単眼鏡もあります。
単眼鏡は、望遠鏡を小さくしたようなもので、ポケットに入るサイズのものが多いです。
が、筆者はあえて、大きな双眼鏡を選びました。
なぜなら、立体的に見えるからです。
これは、特に博物館で重要で、展示物の凹凸をとてもリアルに見ることができます。
イマイチな点
ちょっと大きいです。
博物館で使っているとちょっと恥ずかしいです。
あと、視野が狭いです。これはサイズ的に仕方がないと思っています。
写真集
特徴的なのは、この前のレンズ。
写真ではわかりにくいですが、一枚ガラスがあり、その下にレンズがあります。
ピントをあわせたときに、近くだと中央よりに移動し、近くのものでも見ることができます。