筆者が本気で撮りにいく時に持って行くデジカメ、PanasonicのDMC-FZ70の紹介です。
(2014/03/24 「AFが迷う」を追記)
スペックはメーカーサイトでどうぞ
超高倍率ズーム
この機種は高倍率ズームが特徴です。
35mm換算で、20mm〜1200mmという、驚異的なレンズを搭載しています。
自慢げに輝く20-1200の文字。
20-1200ですので、光学60倍ズームということになるのですが、どれくらいの威力か、と言いますと以下の例をご覧ください。
風力発電所かな?
実は、最大望遠で撮影したものです。
この風車、広角側ではこうです。赤い四角部分がほぼ最大望遠の領域です。
本当に風車があるのか?と言う感じですが、クリックすると元サイズで見られますので、見てみてください。
当たり前ですが、本当にあります。
試しに、拡大処理した画像が、下です。
なんとなく、風車があるような・・・という感じ。
光学60倍ズームの威力がお分かりいただけたでしょうか。
気づいた人もいるかもしれませんが、手持ち撮影ですが、手ぶれもありません。
手ぶれ補正も非常に良く効いてくれます。
広角もすごい!
このカメラ、広角側も20mm相当と非常に広角です。
これは、大きな仏閣や景色、ビルなど大きな建物を大迫力で撮影するのに丁度良いです。
見る方が早いと思いますので、いくつか作例を貼ります。
(写真の腕が悪いのはご了承ください。)
西日本最大級の観覧車(2014/03)
奈良の大仏殿
適当な風景(空の青と、雲の広がりに注目!)
広角が広いと迫力ある写真が撮影できますね。
望遠側はというと、最大望遠の1200mm相当まではさすがに使う事は少ないのですが、まあ、遠くのものを大きく撮影できる、程度にしか使わないでしょう。
筆者としては、動物園で重宝しております。
こんな感じでドアップの動物を撮影しめます。
欠点もあります
ただこのカメラ、欠点もあります。
暗い
これに尽きます、レンズが暗いので室内撮りに苦労します。
広角側はまだよいのですが、少しズームすると、例えば50mmくらいで撮影しようとするとシャッター速度が遅くなってなかなか苦労します。
つまり、室内でよく使う焦点距離で、さっと、スナップを撮るのが難しいです。
広角全開で撮ったり、屋外で撮影する場合以外、つまり、広角と、望遠以外ではちょっとイマイチな印象です。
あまい、ボケない
(用語的にどうかは知りませんが)撮影した像があまいのです。ピントがあっていないと言うか、解像感がないというか。
センサーサイズが小さいので(だからこの超高倍率を実現できていると思うのですが…)仕方がないかもしれませんが。
ちなみに、センサーサイズが小さいので大きなボケも期待できません。
とはいえ、望遠側で近くのものを撮影するとそれなりにぼけます。(385mm相当)
でかくて重い
「コン」デジと呼べるほど小さくないのです。
筆者の持っているiPhone5sと比較するとこうです。
写真は、kenkoのレンズカバーフィルター、標準のレンズカバーをつけています。
最近のミラーレス一眼の方が小さいくらいです。
しかもレンズが取り外せないので、どんなに頑張っても、邪魔になる形状のままです。
筆者が持っているカバンでは、ひらくPCバッグか、とれるカメラバッグ、あと、イズミヤで偶然見つけたバッグ以外では、カバンに入りません。
しかもバッテリーを付けた状態で、600gとなかなかの重量。
普段持ち歩くにはちょっと…という感じです。
全長約18cm。
格好いいと思うか、格好悪いと思うかは、人それぞれだと思いますが、筆者はこの前にFZ50を使っていたので、伸びるレンズに違和感があります。
(※FZ50は光学12倍ズームだが全く延びない。)
ちなみに、電源OFF時は、約12cm。
AFが迷う
(2014/03/24 追記)
遅い、というよりは、迷います。
一度フォーカスが合って、再度、シャッターを半押しすると、もう一度、合わせにいきます。
しかも、すっ、という感じではなく、ずーずーという感じ。
激しく動くものを撮影しようとすると、失敗が多いです。
Panasonic以外の性能の良いAFのデジカメを使用している人はストレスになるかもしれません。
まとめ
欠点もありますが、それを超えて良いところがあるカメラだと思います。
筆者としては旅行には、欠かせないカメラとなってしまいました。
2014/03/22 初版
2014/03/24 「AFが迷う」を追記