何事も、一旦始めたら最後までやり遂げることが、良いとされています。
実際、「すごい人」 と言われる人は、途中で投げ出したり、中途半端な事はしていないことが多いです。
納得するまでやる
何かをやり始めたら、最後までやるべきです。
中途半端では、「完成」しません。
特に、自分で「こういう物を作りたい」「こういう事をやりたい」と思ってやり始めたら、納得するまでやるべきです。
例えば、絵を書いたとき。
通常の人は、一通り書いて、それなりに満足します。
しかし、すごい人は、違います。もう一度見直して、気に入らないところを修正するか、再度書き直しをします。
フィンセント・ヴァン・ゴッホでも、レオナルド・ダ・ヴィンチでも、納得するまで絵を書き続けました。
こんなすごい人が、納得するまでやり続けてそれでも完成しないのだから、普通の人でも、納得するまで続けなければ、完成しないはずです。
なぜ、続けられないのか
筆者はそうなのですが「完成」させてしまうからだと、考えます。
時間的な制限や、やる気、体力の消耗などで、無理矢理「完成」させてしまうのです。
納得していないのに、「完成」するので、出来栄えもいまいち(納得していないので当たり前)ですし、評価も低くなります。
納得していない物が完成するので、次を作る気力も無くなり、「完成」としてしまうことで、安心して、それ以降、続けることがなくなります。
逆に自分が作ろうとしたものを納得するまで、作り続けると、素晴らしいものができます。その「物」に対して最もこだわりのある人が、納得しているんだから、当たり前です。
納得するまでやり続けるには
「完成」としてしまうことで、続けられないのであれば、「中断」にすれば良いのです。
その時点で気に入らない部分を、メモするなりして、覚えておいて、次回そこから再開する。もしくは、再開する際に全体を見直して気に入らない部分が無いか、本来の「完成」した姿になっているか、確かめる。
そもそも「完成していない」のであれば、気に入らない部分があれば、そこを修正すれば良いのです。
一度「完成」してしまうと、修正しにくい物になってしまいます。
締め切りがある場合
比較的短い期間で締め切りがある場合は、少し事情が変わってきます。
締め切りがある場合は、どうしてもその時間内で、納得できるものを「完成」させる必要があります。
この場合は、締め切りまでの範囲で、どこまでやるか、やる必要があるかを、「事前」に決めておき、「その範囲」で納得できる物を「完成」させるしかありません。
最後に
納得するまで、決して「完成」させない。
無理に「完成」させずに、何度も修正や作り直しをする。
筆者もこんなこだわりを持ったものを作ってゆきたいと思います。