思考を残す、ということ



考え事をするとき適当な紙に思った事を書いて考えをまとめる、ということはよくやる事だと思います。
考えがまとまったら、パソコンに向かって清書します。
考えがまとまった美しい資料ができました。

さて、適当な紙に書いた殴り書き、捨てますか?

(最初にお断りしますが、この考え方は筆者のものです。)

捨ててしまおう・・・

いろいろ書いた汚い紙、清書したから不要ですよね?
だったら捨ててしまいましょう。
清書した資料があるので、捨てても問題ないはずです。

清書した美しい資料を使って、会議したり、プレゼンしたり、営業したり、完璧です。

数日後、とある人から質問されました、「これって、なぜこういう考えなんですか?」

「えっ・・・と」

困りました。覚えていないのです。なぜこの考えになったのでしょう。

そうだ、あの紙、考えるときに使ったあの殴り書き、あれさえあれば、思い出せるのに・・・。

失敗の原因

考えをまとめて資料を作成しましたが、これには、「なぜ、こうなったか」を書いていませんでした。
作成した資料にそもそも「なぜ、こうなったか」を書けていれば、こういう問題に当たりません。

資料によっては、「なぜ〜」を書けない場合もあります。
プレゼンなどで簡潔にまとめる必要がある場合などです。
こういったときには、「あの紙」を残しておくしかありません。

また、資料を読み返したりして、自分で疑問が出てくる場合もあります。
そういう場合、再度、同じ考えを巡らせて、同じ結論にたどり着く必要があったりします。 やはり「あの紙」があれば、 かなり無駄な時間を過ごさずに済みます。

思考を残す

という訳で、筆者は必ず「あの紙」を残しています。
考えをまとめるときでも、手帳に作った「検討用」ページ群にいろいろ書いて、考えをまとめます。
後から見返す場合も便利ですし、古くなって不要になったら外して保管します。

「思考を残す」みなさんも試してみては、いかがでしょうか。

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