期限の決め方



仕事をするとき、目標を達成しようとするとき、何かをしようとすると、必ず期限があります。

筆者自身、期限の管理で何度も失敗していますが、ようやく考え方が分かってきたので、ここでまとめておこうと考えました。

ちなみに、期限についてのWikipediaはこちら

期限(きげん)とは、前もって決められた一定の時期のことである。

となっています。

期限の決めるのは意外と難しく、近すぎると不可能な期限になり、長すぎると緊張感がなくなって、結局ぎりぎりまでやらないことになってしまいます。

期限の考え方

期限の決め方は、こう考えると簡単です。

その日(時刻)までに達成しなければ、どこかに悪影響が出る日(時刻)

一つの期限を守れなければ、別の仕事や目標に悪影響を及ぼしたり、誰かに迷惑をかける事になります。また、自分の約束を守れなかったりします。
とにかく、期限を守らなければ、どこかに悪影響がでます。

これが期限です。

「少しくらい遅れても問題ないだろう」というのは勝手な判断です。期限は絶対。そういう期限を設定しなければ、それは期限ではなく、目標です。

複数の作業がある場合の期限

複数の作業を終わらせて、全体の作業が完了するような場合は、期限の決め方がさらに難しくなります。

作業Aの期限例えば、1時間かかる3つの作業A、B、Cを実行した後に、別の作業Dを実行するような場合、AもBもCも上の考え方だと期限は同じです。

3つともバラバラの人が作業すれば、同じ期限でよいですが、全部一つでやるとすると、期限が変わってきます。
一人の場合の期限

一つの作業に1時間かかるのだから、例えば、Aの期限は14時、Bの期限は15時、Cの期限は16時とそれぞれの作業時間を考慮した期限を設定する必要があります。

結果的に、どれかの期限を守らなければ、どれかの作業に悪影響がでます。

落とし穴

筆者の場合ですが、期限は余裕を持たせると、良くありませんでした。

期限に間に合わなかった場合等を想定して、期限を少し手前に設定してしまったのです。
そうすると、万が一、「設定した期限」に間に合わない事があっても、影響が出ないことになります。結局、期限を守ろうという意識が薄れ、「期限に遅れても少しくらい大丈夫」という扱いになってしまい、本来の期限が分からなくなってしまいました。

期限は、必ず、前述の条件で設定しなければなりません。

期限を待つ必要は無い

これは期限の設定の話ではありませんが、作業は出来る事から早めに進めるのが良いです。
期限ぎりぎりまで待つ必要はありません。
期限は、過ぎたらダメなだけで、期限に合わせて終了する必要はありません。
出来るなら早くやって、早く終わらせる方が良いです。

これは、期限をスケジュールとして管理した場合に良くあることで、スケジュールの開始時点まで作業開始を待ってしまうのです。

論理的な期限

期限をいつまで、というように具体的な日付を決められない場合があります。
例えば、「Aさんの帰社までに」とか、「来月の打ち合わせまで」に、といった場合です。

そういう場合は、仮の日付を期限とするか、論理的な条件を期限としてしまいます。

条件を期限とすることで、条件が具体的に決まれば、期限も具体的に決められる事が分かるからです。

また、具体的な期限が決まっていても、具体的な日付とともに、論理的な条件も記載します。
つまり、期限が、1月10日ならなぜ1月10日なのか、という事を記載します。

これを記載しておくと、その理由となった事柄に変化があった場合、新たな期限を設定する時に、参考になるので非常に便利です。

最後に

筆者の場合の考え方ということで、記載させていただきました。

なんらかの参考になれば、と思います。

筆者もまだまだ修行中ですので、ご意見をお待ちしております。

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